皮膚は、死ぬまで生き続けるのです!

皮膚は、死ぬまで生き続ける

皮膚は、死ぬまで生き続けます

 

まずは、あなたが理想とする肌を想像してみてください。

 

シミやしわがなく、たるみもないハリのある肌、洗顔後もつっぱり感がなく潤いのある肌、健康的で年齢よりも若々しい肌……。

 

欲張りですか?

 

でも私が理想とする肌はそれだけでは足りません。

 

肌は体全体を覆っている皮膚のほんの一部分です。

 

いうなれば、胃や内臓の粘膜も皮膚であり、私たちの体を細菌やウイルスなどから守ってくれる大事なバリア機構です。

 

ですから、湿疹ができにくい、かぶれにくい、傷の治りが早い、ニキビやアトピー性皮膚炎になりにくい、というような、「丈夫さ」を兼ね備えてこそ、目指すべき理想の肌といえるのではないでしょうか。

 

皮膚は生きています。

 

古い細胞を捨て、新しい細胞をつくり出します。

 

私たちが死ぬまでずつとこれを繰り返し、生まれ変わり続けています。

 

理想的な肌をつくるには、皮膚の材料となる栄養素はもちろん、トラブルから肌を守るための栄養を、絶えず摂り続ける必要があるのです。

 

肌の構造を知りましょう

 

下図をご覧ください。

 

私たちの肌は表皮・真皮・皮下組織という3つの層で作られています。

 

 

これはベッドの構造に似ています。

 

皮膚の上層部にある表皮は、シーツのようなもので、みずみずしさを保つ保護作用があります。

 

真皮はベッドでいうとスプリング。

 

ハリや弾力、肌の明るさを調整する場所です。

 

そして皮下組織はクッション的な役割を果たします。

 

これがないと体温調節がうまくいきません。

 

これら3つの組織がきちんと機能してこそはじめて美肌になることができるのです。

 

また、肌は皮脂膜で覆われています。

 

皮脂膜とは、体内の水分と皮脂から出る油分が混ざつてつくられる膜で、ナチュラルモイスチャーファクター(NMF)とも呼ばれます。

 

保湿・殺菌作用があり、いわば天然の保護クリームといえるものです。

 

この皮脂膜をつくるのは、私たちの肌に棲みついている常在菌。

 

「え? 菌が?」と、思うかもしれませんが、この常在菌がいなければ、肌のバリア機能が著しく低下して、カサカサの乾燥肌になるわけですから、「常在菌よ、ありがとう!」と感謝すべき大事な存在なのです。

 

ところが、肌をゴシゴシ激しく洗ったり、洗浄能力の高い洗顔料を毎日使っていると、汚れどころかこの大切な常在菌までもが除去されてしまい、結果として潤いのない肌になってしまうこともあります。

 

美肌をつくるためには洗顔法にも注意が必要です。

 

化粧品を過信しない!

 

皆さんは、化粧品に過剰に期待しているところがあるようですが、化粧水や乳液、美容液などは、皮脂膜の代わりに過ぎません。

 

外からの保湿で肌を乾燥から守ることはできますが、あくまで一時的なもの。

 

外からのケアで肌を根本から改善することはできないのです。

 

皮膚は吸収器官ではありません。
「ターンオーバー」というように、肌細胞は下から上にのぼって入れ替わっていきます。

 

これは一方通行のエスカレーターのようなものですから、皮膚の表面に何かを塗って浸透させようと思っても、無理なことが分かるでしょう。

 

表皮も、真皮も、皮脂膜も、粘膜も、すべて私たちが口から食べた物でつくられます。

 

美肌づくりは食事から。それを肝に銘じていただけたらと思います。

 

美肌をつくる、7大栄養素を覚えよう