美肌のための夜洗顔

美肌のための夜洗顔

美肌づくりの環境を整える

 

クレンジングについてお伝えします。

 

一口に「クレンジング剤」といっても、オイルタイプ、クリームタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプなど、色々とたくさんの種類があります。

 

使った時の感触だったり、使用感には好き嫌いがあると思うのですが、わたくしがオススメする種類は、ミルクタイプかジェルタイプのクレンジング剤です。

 

理由はとてもシンプルで、「クレンジング剤の資質的に落としやすくて、お肌に残りにくいタイプだから」ということです。

 

クレンジング剤といえども、肌に残残ってしまうと深刻なダメージにつながる危険性があるからです。

 

とくにオイルタイプは危険です。クレンジング剤の中でも一番、油分が肌の表面に残りやすいタイプなので、特にしっかりと乳化させるなどしてすすぎ落とさなけれなりません。

 

となると、ここでまたもや「しっかりすすがなきゃ」の罠が待っています!

 

お湯を熱くしてしまったり、こすってしまったりすることになります。

 

やっぱり最初から落ちやすいクレンジング剤を選ぶほうがいいでしょう?

 

クレンジング剤のなかには「マッサージもできます」とうたう商品もあるようです。

 

きちんと肌に負担のない処方がされているのでしょうが、これは要するに、「汚れと化したメイクを落とす前のお顔マッサージ」ではありませんか?

 

朝のメイクは夜には汚れに変わってしまうもの。

 

「お肌の上で、1日のホコリを満載して汚れきったメイク」にクレンジング剤を混ぜ、ご自身のマッサージテクニックにうっとりして何分も過ぎて……。

 

マッサージをしている間に、実は肌に汚れをしっかりとすり込んでいる作業をしているのだとしたら、本末転倒ですよね。

 

メイクを落とす前に、「熱い蒸しタオルを顔にのせてメイクを浮かせる」という方もいます。

 

しっとりと温かい蒸しタオルを肌に密着させると、いかにも肌が潤いそうな気がしますよね。

 

でもこれ、熱い蒸気で肌の角層をふやけさせ、固いガードをゆるめていることにほかなりません。

 

その結果、すき問からどんどん肌内部の水分が逃げてしまうのです!

 

そこにたたみかけるように洗浄剤を使用するので、まさにダブルパンチ。

 

「角質細胞間脂質」までが溶け出してしまいます。

 

この「脂質」、すでに何度か説明してきましたが、水分保持機能とバリア機能を担う超重要アイテム。

 

流出させるなんてもったいない!

 

蒸しタオル大好きな人にこの話をしたら、「ええっ?じやあ、一回に何分以内ならいいの?」と語気鋭く迫られたことがあります。

 

わたくし、使命感に燃えてはっきりとお答えしました。

 

「毎日蒸しタオルを肌にのせる習慣自体が、リスクです。」

 

どうしてもということなら、せいぜい週に1〜2回、1回につき1分以内が、適度というか、限界だと思います。

 

ちなみに、肌が弱い自覚があるわたくしは、蒸しタオル美容法は決してやりません。

 

肌を温めると真皮が若返る

 

ここで、近年話題の「ヒートショック・プロテイン」療法についてもふれておきましょう。

 

ヒートショック・プロテインとは、体や肌を温める熱に反応して活性化するたんぱく質のこと。

 

ダメージを受けたたんぱく質を分解し、正常な組織に生まれ変わらせる働きが、医学界でも注目されています。

 

肌の弾力やハリのもとになるコラーゲンもたんぱく質の一種なので、「肌を温めることは、アンチエイジングにいい」といわれています。

 

コラーゲンが生成される場所である、皮膚の奥の「真皮」の「若返り」が促されるためです。

 

では、肌を温めるための蒸しタオルは使った方がいいのでしょうか、悪いのでしょうか?

 

これは、「熱を使った総皮の若返り効果」と「蒸気が原因の角層の乾燥」のバランスによって決めなければならないという、大変難しい問題なのです。

 

理論上は「効く!」とわかっていても、皮膚科医が診ている臨床の現場では「お肌の状態や気候などの諸条件を総合的に判断してから……」とアドバイスすることも。

 

そんな難しい判断を、寝る前にご自分でできますか?

 

さて話を戻して、クレンジング剤でメイクを落とした後は、夜の洗顔です。

 

これは、「朝の洗顔法」のところでお伝えしたのと同じ。

 

「弱酸性の泡を、少し立ててやさしく洗って、吸水して終わり」という基本を守ってください。

 

 

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とくに乾燥が気になる方は、メイクをクレンジング剤できちんと落としさえすれば、夜は洗顔料による泡洗顔は行わなくてもいい、とわたくしは考えています。

 

肌表面に付いているチリやホコリ、汗や皮脂などは、クレンジングをした段階で十分に落ちているはずだからです。

 

大切なのは、あなたの肌の感覚。

 

「スキンケアの正解は、自分の肌にある」

 

これが、わたくしがみなさまに伝えたいメッセージです。