肌ダメージの原因とは

肌ダメージの原因とは

間違いだらけの洗顔習慣

 

いきなりですが、みなさまにうかがいます。

 

今朝、どうやって洗顔をしましたか?

 

  1. たっぷり泡を立てて洗った。
  2.  

  3. コシゴシと念入りに洗った。
  4.  

  5. 熱めのお湯で何度もすすいだ。
  6.  

  7. 顔を拭くとき、タオルでしっかりこすった。

 

一つでも当てはまった方は、毎日の洗顔で大切なお肌をヒシヒシと傷めつけている可能性があります。

 

洗顔が肌の負担になるリスクに

 

朝の洗顔は、まさに「習慣」の極致ですね。

 

アタマを使わず(使いたくても朝は覚醒していません)無意識に行っていることの積み重ねが、加齢と相まって肌のトラブルを招くのです。

 

間違った「習慣」を改めていただくだけで、どれほどお肌がよろこぶことでしょう!

 

冒頭の「洗顔チェック」に込めた意味は、この一句でどうぞ。

 

「洗顔は、肌にとっては、試練です!」

 

「え?きちんと洗顔することこそが、美容の基本でしょう?」と、いきなりとまどった方も多いかもしれませんね。

 

肌を清潔に保つことは大事。

 

ただ、現代人のみなさまの「清潔」へのこだわりは、必要以上にお肌に負担をかけていることが多いのです。

 

とくに、朝、起きたばかりの肌はお化粧や汚れがついていることもなく、睡眠中に皮膚から分泌された皮脂膜(肌を守る天然オイルです)で薄く覆われ、ph(ペーハー)も弱酸性の理想的な状態です。

 

このバランスを、わざわざ崩すのはもったいない。

 

「洗い過ぎ」は肌に大きなダメージを与えます。

 

洗顔するたびに、肌の水分蒸発を防いでくれている皮脂膜がなくなり、さらに肌表面にある「角層」がかならずはがれ落ちるからです。

 

皮膚は多くの層からできています。

 

「角層」というのは、そのいちばん外側の層の細胞たち。

 

「アカ」としてはがれ落ちるちょっと前の、肌のガード役です。

 

これらガードが、肌表面に一定期問とどまってくれることで体内の水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激物質の侵入をさえぎる「バリア機能」を担っているのです。

 

命洗い過ぎが角層の寿命を縮める

 

でも、「角層」たちにも寿命、があり、外側から自然とはがれ落ちていきます。

 

そして、奥の層からどんどん新しい細胞が外側に向かって送られてくる。

 

こうして肌は若返り(ターンオーバー)を続けます。

 

ところが、「洗い過ぎ」でこのターンオーバーに問題が生じます。

 

勢いよく洗顔するたびに、まだ引退する日がきていない角層までもがどんどんはがれてしまうのです。

 

そこで、肌はターンオーバーを急がなければならなくなり、角層は未熟な細胞たちになってしまいます。

 

角層を作っている細胞である「ケラチノサイト(角化細胞)」は、角層が形成されるまでの過程(「角化」という)で、天然の保湿因子や脂質などの保湿成分をつくりだしています。

 

ところが、ターンオーバーを急がされ、未熟な細胞が増えてしまうと、これらの保湿成分の産生力が低下します。

 

これがよくいわれる「肌のバリア機能の低下」。

 

肌の内部の水分・油分を保持する力が弱まり、乾燥やくすみなどのトラブルの原因になるのです。

 

素肌のキメまで洗い流していませんか?

 

乾燥は、見た目にも大いに影響します。

 

乾燥により肌の「キメ」の配列が乱れるからです。

 

「キメ(肌理)」とは、生まれつき肌に刻み込まれた凹凸で、医学的には「皮丘と皮溝」といいます。

 

肌を顕微鏡で拡大すると、それはまるで「キルティング加工」のように、キメがしっかりと肌表面を覆った状態になっています。

 

ところが角層が乾燥すると、キメがどんどん薄くなり、しまいにはツルンとつっぱった状態になってしまいます。

 

「洗顔をし過ぎていない肌」=「キメが整った肌」は、細かい凹凸によって光を拡散反射させるので、「陶器のように美しい肌」として目に映
ります。いわゆる「ソフトフォーカス効果」ですね。

 

光の拡散反射効果というのはすごくありかたいもので、少々の色ムラも目立だなくしてくれます。

 

その点でもキメの凹凸がない肌は、小さなニキビや毛穴もクリアに目立つものですから、年齢以上に老けた印象を与えるのです。

 

キメが年齢にともなって自然と減少していくことは避けられません。

 

逆に、赤ちゃんの肌を拡大して見ると、キメがびっしりと密にあるんですよ。

 

ただでさえ加齢でキメが減ってしまうというのに、さらに毎日の「洗い過ぎ習慣」によって、キメの凹凸がすり減るスピードを速めてしまうなんて。

 

これこそが、「バッドエイジング習慣」なんです。

 

わたくしがこう力説すると、みなさんは深く共感してくださいます。

 

「そうね、洗い過ぎている方って、ほんとに肌によくないことをしているんでしょうね……」

 

他人事ではありません!

 

多くの人たちが、ご自身こそが「洗い過ぎ習慣」にとりつかれていることに気づいていらっしやいません。

 

あなたの「洗い過ぎ習慣」がもたらす害について、さらに詳しくご説明しましょう。

 

怖いのは、「キメの凹凸」がすり減ることだけではないのです。

 

正しい洗顔方法とあわせて次から説明しますので、しっかりとアタマに入れてくださいね。