光老化を防ぐ

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日焼け止めの選び方と塗り方

 

日焼け止めを選ぶときは、「SPF」と「PA」の表示をチェックします。

 

SPF(Sun Protection Factor)は、UVB(波長が短くパワフルで、主に表皮にダメージを及ぼす)から肌を防御する力を表します。つまり、サンバーン防止効果指標です。

 

最大値は「50+」(SPFが51より大きい)と表示されます。レジャーなどとくに日光を浴びる予定の日には必ず「50+」を選び、普段の生活でも30以上のものを選びましょう。

 

もう一方のPA(Protection grade for UVA)とはUVAに対する防御効果の指標。従来は「+」から「+++」までの3段階での表示でしたが、2013年以降は「++++」までの4段階で表示するようになりました。「+++」以上のものを選ぶようにしましょう。

 

10年ほど前までは「日焼け止めでかぶれる」という方もいらっしやいましたが、今はメーカー各社さんの研究開発の結果、肌への負担が少ない商品がほとんどです。とはいえ気になる方は、まず目立だない部位に塗ってテストしましょう。(なお、皮膚科医が「テスト」というときは72時間経過を見ます)

 

ケチらず、まんべんなくUV対策

 

次に塗り方のポイントですが、これに尽きます!

 

「塗る量をケチつたら、SPFもPAも無意味」

 

つまり、日焼け止めは消耗品とわりきって、惜しみなく使いましょう。

 

加えて、にぜひ注意していただきたいのは、「塗りモレ」です。「塗りモレ」が多い要注意箇所は、耳の前あたり、顔の両サイド、こめかみから頬骨の高い部分、まぶた。

 

これらの場所は、皮膚科医的に「シミの好発部位」といわれます。シミが「よくできる」場所という意味です。それだけ多くの方がUVケアを怠りがちな箇所でもあるということですね。

 

そして、この「塗りモレ」を効果的に防ぐメソッドとして、「日焼け止めの二度塗り」が有効です。

 

例えば、お手持ちの日焼け止めの使用量の目安が「パール2個分」であれば、まずはパールー個分を顔の5ヵ所くらいにポンポンと置いて塗り伸ばし、なじんだらさらにパールー個分を塗ります。

 

このときに、一度目とは違う場所に置いて塗り伸ばすのです。こうすれば「塗りモレ」なく顔全体を守ることができます。そうそう、顔に塗るだけでなく、首や手の甲にもしっかり塗りましょうね。

 

去年の日焼け止めは使ってはいけない

 

感心できないのは、「去年使い残した日焼け止めを使う」ことです。そもそも、日焼け対策にシーズンオフがあるというところがダメです!

 

7日×52週間のオールシーズン、二度塗りを続けてくださらないといけません。

 

去年の日焼け止めを使ってはいけない理由は、劣化しているからです。これは日焼け止めに限らず、すべてのコスメにいえることですが、開封して何ヵ月も経てば中身の成分は酸化で劣化し。効果がかなり低下します。

 

日焼け止めを含め、コスメはきっちりフタを閉め、できるだけ「3ヵ月以内」に使いきるようにしたいものです。

 

日焼け止めを車中に置きっぱなしにしていた、なんて言語道断ですよ! 熱による変性で、UVカットできないどころか、カブレの原因にもなりかねません。

 

お薬に「使用期限」が表示されているのは法律で定められているからですが、「化粧品」には使用期限の表示義務かおりません。そのため、開封して1年以上使っているという方も少なくおりませんが、化粧品だって開封して空気にさらされた瞬間から、成分が「酸化」して劣化が始まります。

 

サングラスは絶必アイテム

 

私自身、とても肌が弱いと自覚しております。

 

ですから、真冬でも日焼け止めをたっぷり塗るのはいうまでもなく、日中の外出時はサングラスも欠かしません。

 

あまり知られていないことですが、ここにも不都合な真実があります。

 

動物実験のデータではありますが、目の角膜がUVを受けると、脳は「UVが入ってきたから、メラニン色素を作れ!」という命令を、全身にあるメラノサイト(メラニン色素をつくる細胞)に伝達するのです。「毎日忘れることなく日焼け止めを塗っているにもかかわらず、肌が黒くなってしまう……」という人がいるのなら、それはもしかしたら「眼へのUV」の影響なのかもしれません。

 

UVは、たった数分間浴びるだけでも威力絶大です。

 

私は、外に出るときにすぐかけられるようにサングラスを色々な場所に置いています。洗濯物を干したり取り込んだりするために少しの時間ベランダに出るときも、うっかりUVが眼から入ってしまうのを防ぐよう気をつけています。

 

最近では、日本人の顔の形に合わせた形状のサングラスも色んな種類が販売されているので、いろいろと試着してみるといいですね。最重要ポイントは見栄えではありません。「UV防止効果」がしっかりうたってあるものを選ぶことが重要です。

 

よくないのは、単に色が濃いだけでUV防止効果がほとんどないサングラス。これだと角膜をUVから守ることはできないですよね。

 

UVを浴びない&見ないための日々のケア、怠りなく、がんばりましょう!