美肌のためには規則正しい生活をする

美肌のためには規則正しい生活をする

美肌のためには規則正しい生活をする

 

「美肌をつくるのは、規則正しく整えられた生活リズムです」

 

一見、当たり前のことのように感じる一文ですよね。ところがです。この「規則正しい生活リズム」の重要性が、今、医療分野全体で再認識されているのです。ご存じでしたか?

 

キーワードは、「時計遺伝子」。

 

24時間周期の地球の上に生きる人間の体は、時間帯ごとにもっとも適切に生きられるように、体温や血圧、睡眠・覚醒など、生体機能の、、バランスをとっています。

 

つまり、私たちは「体内時計」に支配されているのです。つまり、「体内時計」を支配して動かしているのが「時計遺伝子」というわけです。

 

「時計遺伝子」は、時間帯に応じてさまざまなホルモンの分泌をつかさどっています。

 

睡眠が一番わかりやすい「時計遺伝子」の働きです。夜になると自然と眠くなって、朝になれば自然と目覚めるという流れは、睡眠に深く関係している「メラトニン」というホルモンの働きによるものです。

 

また、喘息の発作は早朝に出やすいなど、一部の病気の症状も時間に深く関係することがわかっています。これを応用して、時間帯に応じた投薬のタイミングについて研究が進んでいるのです。

 

高血圧や糖尿病といった生活習慣病の予防も、この「時計遺伝子」に従った規則正しい生活をすることがカギになります。この こように、「時計遺伝子」と健康な体の関係は、医学の分野でもかなり注目されているものなのです。

 

美肌も時計遺伝子が関係している

 

もちろん、肌も「時計遺伝子」が関係しています。

 

よくいう「お肌のシンデレラタイム(23時ごろ)」にも根拠があって、「表皮」の細胞が分裂する時間帯は「時計遺伝子」の働きが活発になっているからなのです。

 

古くなった皮膚の表面の細胞がはがれ落ちて、美肌になるための新しい皮膚細胞が生まれてくるだけではなくて、皮膚の血流量やアミノ酸含量も夜間に多くなります。

 

日中はどうでしょうか? そもそも肌の役割は、活動中の外的な刺激から体を守るバリア機能ですので、皮膚を覆う皮脂の生成は正午ごろにもっとも増えます。

 

ランチタイム後の化粧直しで「テカってる!」と感じるということは、「時計遺伝子」がきちんと働いている証拠かもしれません。

 

皮膚のバリア機能に必要となっているたんぱく質の一つである「フィラグリン」を作り出している遺伝子の発現量も、日中活発になっていることが発見されています。つまり、反対の見方をすると、夜の間は皮膚のバリア機能が低下しているという言ことです。つまり、夜に力を入れて顔を洗ったり、夜通しで友達と遊び通すのは「時計遺伝子」に逆らって生活していることになります。肌にとって、かなりの負担であると心得ましょう。

 

寝不足で迎えた朝は、肌がくすんで、全体的に「下がっている」実感がありますよね。これも肌の「時計遺伝子」に逆らったペナルティにほかなりません。

 

起床時刻を定めることから始めよう

 

睡眠は美容の基本です。眠っている問に分泌される成長ホルモンは、日中に傷ついた皮膚細胞のダメージを修復し、プリプリの新しい細胞が生まれるのを促進します。

 

ただ、多くの人が間違っておられるのですが、重要なのは、睡眠時間の長さよりも「規則正しさ」なんです!

 

「不規則に長く寝るのは逆効果」なのです。

 

「時計遺伝子」に正しく働いてもらう秘訣は、毎日決まった時間帯で規則正しく活動することなのです。

 

まずは「起床の時刻」を、毎日一定に保ってみましょう。

 

よくいわれる「就寝時刻を一定にする」という試みは、仕事に家事に忙しいみなさまにはなかなか難しいですものね。その点、起きる時刻を一定にするほうが簡単ではありませんか?

 

ベッドイン時刻が23時だろうと深夜2時だろうと、アラームのセット時刻は6:30なら6:30と決めてください。

 

そして、ここが最重要です。お休みの日も起床時刻は変えないでください。

 

「寝だめ」をしたいなら、寝坊するのではなく、その前の晩に早く寝る! こう心得ていただきたいのです。

 

朝の起床「時刻」を一定にする習慣。これ、すべては「時計遺伝子」に気分よく働いてもらうためですが、実は脳のためにもよいそうです。起床時刻をひんぱんに変える方は、いわば「恒常的な時差ボケ」状態になり、脳の機能を低下させ、本当に「ボケる」入り口に立ちかねないともいわれています。

 

起床を朝の早い時刻にすると決めて習慣化すれば、自然と就寝時刻も早まってきます。そう、お肌がよみがえる「シンデレラタイム」の23時には。眠くて起きていられない、というリズムをつくるのです!

 

朝起きられない時には

 

朝なかなか起きられないという方は、起床後すぐにカーアンを開け、意識的に日光を浴びましょう。

 

視覚的に日光の刺激を受けることで、目覚めのホルモンが活性化します。可視光線の中の『ブルーライト』が、眠気にかかわるホルモン「メラトニン」を抑制し、スッキリとした覚醒へと導いてくれます。

 

さらに夜までに「メラトニン」をつくろうと「時計遺伝子」が働いてくれるようになるそうです。

 

肌へのUV(紫外線)・IR(赤外線)攻撃は気になりますが、ここだけは眼に光線を当てないといけません。

 

加えて、朝ご飯もきちんと食べることが大切です。朝ごはんを食べることによって胃腸が動き始め、美肌になるために必要な各種ホルモンが分泌されることにつながるのです。

 

次に、上質な眠りのために「寝る前」に実践したい習慣についてお話しします。

 

寝る前はスマホは禁止!

 

忙しいみなさんが「質のいい睡眠」を維持するのは簡単ではありませんが、せめてこれだけは守ってください。

 

寝る前にPCやスマートフォン、テレビの「液晶画面」を見つめるのはやめましょう。これらの液晶画面には入眠のために欠かせないホルモン「メラトニン」の分泌を抑制するブルーライトがたっぷりと含まれているからです。

 

10年後も若さと美しさをキープしたいならば、ネットサーフィンは朝やりましょう。クライアントや上司からのメールには、早朝にお返事することにしませんか?

 

また、気になるテレビドラマは録画しておいて朝に見ましょう。

 

私は、夜寝る前の1時間は決して液晶画面を見ないようにしています。そして、逆にこのブルーライトの覚醒効果を利用して、朝起きた直後にスマホを見ると決めています。

 

日中は「ブルーライトカット」のメガネをかけていますが、朝はあえてブルーライトを目に入れる。スマホの記事に目を通し終わるころには体も覚醒している気がします。

 

寝る前のストレッチ

 

もう一つ、質の高い眠りのために毎晩欠かせないのが、ストレッチです。

 

日中に凝り固まった全身の筋肉をほぐす、軽〜いストレッチで、血の巡りを良くしてから目を閉じます。そのとき、体中に睡眠ホルモン「メラトニン」が充てんされていくと暗示をかけるようにします。

 

美容と健康のマニアである人ならば、ピラテイスやヨガなどさまざまなメソッドを試していることでしょう。

 

しかし寝る前のトータルで5分くらいの軽いストレッチだけでも、やるのとやらないのとでは、翌朝の体の軽さがまるで違ってきます。

 

オススメなのが、下半身をほぐすストレッチ。むくみや冷えにもいいと思います。

 

美容と健康といい眠りのためにも、ぜひ寝る前のストレッチを試してみてください。